エスキース
wikipediaより。
エスキース(仏: esquisse)とは、スケッチのことであるが、語源的には、「下絵」を指す。日本では、建築や、環境デザインに関連する計画の初期にコンセプトや概念図等を簡易にまとめ、検討する際の資料作成作業も含むため、この行為全体をエスキース、またはエスキスと呼称している。
製図試験.comでは、建築設計用のesquisseをエスキス、製図試験用のesquisseをエスキースと分けて記述しています。
「君のエスキースがダメなんだよな」と資格学校なんかで言われることがありますが、ほとんどの講師は、設計事務所自営の副業でやっておられるため、エスキスとエスキースが混同して表現しています。
建築設計でのエスキスは本当に「練る」ような作業であり、製図試験用のエスキースは時間との勝負が求められます。
また建築設計でのエスキスは納まりやクオリティが求められるのに対し、製図試験用のエスキースは、問題文に適正なプランとなること、かついかに減点を少なくするかということに重点を置いています。
つまりエスキスとエスキースは同じ下絵であったとしても全くアウトプットのための目的が異なるのです。
残念ながら、エスキスとエスキースを区別して表記しているのは、製図試験.comだけで、なかなか理解してもらえません。
とにかく、製図用のエスキースは、実務用のものとは異なる目的と方法に特化しておく必要があるということをご理解ください。