一級建築士製図試験一問一答

一級建築士設計製図試験について不明な点をお答えします。

製図試験って通信添削講座で合格できるのでしょうか。

Q:通信添削講座で合格できるのでしょうか。
    効果的な製図試験.comの使い方教えてください。

 

という質問は例年あります。特に製図試験.comは2000年からスタートした学科製図.comのリニューアルバージョンなので、大丈夫なの?とか聞かれます。

多くの質問は、学習内容と費用面が多いので、ここでまとめておきたいと思います。

 

◆学習内容

かつて、意匠設計業務は手描きであり、試験前に2-3課題市販されているテキストを購入して解いておけば合格できる試験でした。しかし、資格学校が受験システムを受験産業化したこと、業界標準がCADになったことで、業務の延長線上で捉えにくい試験になったことは事実です。
しかし、意匠設計業務を行っている方、1度でも資格学校に通ってた経験がある方であれば、製図試験は、きちんと学習すれば全く独学でも合格できます業界で最も権威のある難関試験ですが、学科試験x製図試験の合格率(15%x40%)が6%程度なのであって、製図試験は4割の方が合格する試験です。重要なのは、
・製図試験課題の分析
・自身に足らない能力の分析と補強
・そのための練習
につきます。きちんと学習するというのは上記3点を行うことです。

したがって、

・製図試験課題の分析ができない
・自身に足らない能力の分析と補強ができない
・そのための練習ができない

方は、何らかの情報や通信添削講座・資格学校に頼る必要があります。

 

・製図試験課題の分析

図書館であれば、図書館のテキストも市販されていますし、実際の建物も見学も可能です。そもそも「一つの建物を設計する」試験ですから、設計できない方、設計の仕方がわからない方は、そのやり方から学ぶ必要があります。

実務でやっておられる方は、その方法を使えばよいだけです。

問題は、非意匠設計の方。構造・設備その他メーカーや公務員・教職の方は、このあたりの方は、設計・施工や計画する経験が豊富であっても、意匠設計をやっていません。ですので、資格学校に通わないとダメだと思いこんでいます。

しかし、4割合格する試験で、かつ意匠設計以外の部分の経験が豊富なのであれば、その経験値を意匠設計に読み替える練習こそが重要になるわけです。

イメージとしては、ロシア語が話せるんだが、英語ができない、なので語学学校に行かないと英語は話せない、と言っている感じでしょうか。

製図試験comでは、ベースとなる解説書群を作成しています。また、不明な点は可能な限り、即答するように心がけています。

これに関しては、資格学校も弊社も大きな違いはないと考えてもらえばよいでしょう。


・自身に足らない能力の分析と補強

これは、重要なポイントです。では、あなたがどのくらい何が足らないのか、資格学校で、その分析と補強をしてくれるのかというと、残念ながら、それはほぼありません。

添削をして説明を受けるだけです。特に資格学校ではエスキースを観てもらえません。講師に観てもらうエスキースの描き方を教えていないからです。

料理の試験だとして、調理結果からダメなプロセスを想像することはできますが、調理プロセスをきちんと記録に残しておかないと、プロセスチェックができないのは自明です。

製図試験comではエスキース添削をします。(弊社の手順通りやろうとして、エスキースを送っていただいた方のエスキースは観ることにしています。もちろん読めないエスキースは読めませんが)


・そのための練習

そもそも自己分析について、資格学校ではエスキースを詳細に添削しないのですから、当然ですが、そのための練習方法について個別アドバイスはできません。もちろん、製図試験comを利用しても、エスキースを送らないのであれば同じ効果しか期待できませんが。

資格学校が一見優れているのは、カリキュラムがしっかりしているように見えることです。基本-応用-実践の課題数と流れがそこにはあります。

しかし、残念ながら、何をどう基本としているのかは、受講生は知るよしもなく、ただただ問題をこなすと本試験というしくみになっています。課題数をこなすので、パッチワークすると全試験範囲を網羅することになっています。全部かじったことがありそうだけど、全く新しい問題が出現する、これが本試験受験者の実感でしょう。

資格学校では、ただひたすら問題を解くという方法を採っていますが、製図試験comでは、エスキースをどう考えるのか、弱点を同補強するのか、という視点を重視しています。そのため、課題数をこなすというよりは、わかるまで、理解できるまで部分を行うという学習方法が重要だと考えています。

 

◆費用

製図試験comの費用イメージは、1課題1.5万円、基本料金2-3万円程度を想定しています。

4月からの前半戦通信添削コースで、

4課題+総合テキスト+webサポートで85000円(平成29年度)、

8月からの後半戦通信添削コースで、

5課題+テキスト+webサポートで95000円(平成29年度)、

セミナーが1日15000円(通信添削生で12000円)となっています。

 

資格学校の費用に関しては、各学校の費用を検索してみてください。

 

費用に関しては1点だけ。その金額をいつまでに回収するのか決めることです。一級建築士になるという自己投資のために、いくらつぎ込んで、いつまでに回収するのか。

例えば自己資金が30万円だとします。一級建築士になると1万円の資格手当が出るなら、30ヶ月で回収できます。それ以降は利益になるわけですね。

しかし、ここにはあなたが仕事や家族との時間の代わりに勉強した時間は含まれてません。仮に8時間x20日分くらい学習するとすると160時間、時給1500円としても24万円となり、自己投資は合計54万円となります。54ヶ月、4年半で回収となります。

何百万もかける資格であるのかどうか。仮に200万円かけたら・・・。200ヶ月、約17年年弱かかるわけです。もちろん、それで独立して、1回で回収できます!という方はそれでいいわけです。

 

製図試験comでは、これから受験しようとしている方には大変失礼ですが、この試験はそれほど価値はないと思っています。
ですが、その学習プロセスにおいて学ぶことは他には代えがたい物があると考えています。ですので、それこそpricelessの体験を積み上げてもらいたい、そう願っています。

 

製図試験comの教材群はこちらからどうぞ。