一級建築士製図試験用語集

一級建築士設計製図試験について基礎知識とその用語を解説します。

動線とは

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製図試験における動線とは、人や物が「動く線=経路」のことを言います。

動線を大別すると、利用者用、管理者用、に分けられます。

動線は、機能そのものですから「①短い方が便利」ということになります。また「②異なる動線は混ぜないでできるだけ分ける」というのが計画の際の大原則になります。

製図試験では、この①②があればほぼプランニングの原則として使えるほど基本的かつ重要な概念となっています。

さらに利用者、管理者、人、物、の内容によって、細分化されていきます。それについては、また別項で解説します。

今後書こうと思っている内容一覧

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記事のご要望がございましたら、コメントで追加してください。

 

建築計画

動線ゾーニング、コア、プランニング、スケルトン、建築計画5原則、アプローチ、日照と採光、バリアフリー法、避難と階段の種類、建築物の大きさ、エスキースステップ、細分化、反復練習、オンスケール、

構造計画

スパン、基礎、部材サイズ、構造ルール

設備計画

電気:EPS、キュービクル

空調:単一ダクト方式、空冷ヒートポンプ方式、チラー、AHS、DS、空調用PS、全熱交換器、外調機、FD付換気扇

給排水:給水方式、PS、受水槽、

作図

シャーペン、消しゴム、字消し板、刷毛、テープ、定規、三スケ、電卓、製図板、フリーハンド、練習方法

 

【理解しにくい“単語”として】

  ・建築常識(ってどこまで)

  ・空間構成(って具体的には何を言うの?)

  ・ゾーニング(ってどこまでがマストなの?)

  ・計画の要点(の重要性)

 

【用語】

  ・歩車分離

  ・メインアプローチ

  ・バリフリ階段・エレベータ

  ・パッシブデザイン

  ・自然採光と日照の違い

  ・プレストレストコンクリート

  ・DS、EPS、PS の違い(それぞれでも可能)

  ・べた基礎

  ・地下水位

  ・特定防火設備

  ・面積区画

  ・竪穴区画

  ・二重壁

  ・二重床

  ・ドライエリア

  ・車寄せ

 

【試験用語】

  ・H21年度試験改革

  ・基準階型

  ・商業系と公共系 

  ・複合施設

  ・“~してもよい”

  ・“一体的に利用する”

  ・H17年度試験(ランク4続出)

  ・H29年度試験(結果として、ワンイシュー課題となった試験)

  ・所要室面積 ±10%ルール

  ・植栽の必要性と危険性(避難や点検が出来なくなる)

  ・梁伏図(ってどこへ行った)

エスキース

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wikipediaより。
エスキース
esquisse)とは、スケッチのことであるが、語源的には、「下絵」を指す。日本では、建築や、環境デザインに関連する計画の初期にコンセプトや概念図等を簡易にまとめ、検討する際の資料作成作業も含むため、この行為全体をエスキース、またはエスキスと呼称している。

製図試験.comでは、建築設計用のesquisseエスキス、製図試験用のesquisseエスキースと分けて記述しています。

「君のエスキースがダメなんだよな」と資格学校なんかで言われることがありますが、ほとんどの講師は、設計事務所自営の副業でやっておられるため、エスキスとエスキースが混同して表現しています。

建築設計でのエスキスは本当に「練る」ような作業であり、製図試験用のエスキースは時間との勝負が求められます。

また建築設計でのエスキスは納まりやクオリティが求められるのに対し、製図試験用のエスキースは、問題文に適正なプランとなること、かついかに減点を少なくするかということに重点を置いています。

 

つまりエスキスとエスキースは同じ下絵であったとしても全くアウトプットのための目的が異なるのです。

残念ながら、エスキスとエスキースを区別して表記しているのは、製図試験.comだけで、なかなか理解してもらえません。

とにかく、製図用のエスキースは、実務用のものとは異なる目的と方法に特化しておく必要があるということをご理解ください。

 

seizushiken.com